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| 科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2020/09/23 現在/As of 2020/09/23 |
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開講科目名 /Course |
政治学総論a(経済学科用)/PRINCIPLES OF POLITICAL SCIENCE(A) |
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開講所属 /Course Offered by |
経済学部経済学科/ECONOMICS ECONOMICS |
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ターム?学期 /Term?Semester |
2020年度/2020 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
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曜限 /Day, Period |
火4/Tue 4 |
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開講区分 /semester offered |
春学期/Spring |
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単位数 /Credits |
2.0 |
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学年 /Year |
2,3,4 |
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主担当教員 /Main Instructor |
杉田 孝夫 |
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教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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| 杉田 孝夫 | 法律学科/LAW |
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授業の目的?内容 /Course Objectives |
政治の世界は古来より支配の学であった。治者と被治者とが身分的に異なっていた時代にあっては、支配身分による「よき統治」のための学問であった。しかし治者と被治者が原理的に同一であるとされるデモクラシーの時代である現代においては、市民は、共通の法に従うという意味で被治者でありつつ、共通の法をつくり遂行していくためのわれわれの代理人たる治者を選ぶ選挙人であり、政治過程を監視し評価する政治主体である。 政治に対する深い洞察力が求められるのは、政治家や行政官などの専門家だけではない。それ以上に政治社会の構成主体である市民こそ政治についての教養を身に着ける必要がある。そのような意味で、政治学は私たち市民の教養の学である。しかしそれは決して抽象的で難解な知ではない。むしろわれわれの日常の生活感覚に根差すものであり、かつよき生を求めてわれわれの日常生活の諸関係の在り方をたえず反省的に捉える公共的な知である。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
オンライン授業の進め方 ポルタII の授業ポートフォリオの資料?課題配布とレポート作成?提出のシステムを活用する。 (1)講義日(火曜日)の2日前(日曜日)の夕方6時までに講義ノートを掲載する。 (2)受講生諸君は、講義日(火曜日)を含む3日以内(木曜日まで)に、講義ノートを熟読し、確認テストに解答するとともに、講義での発見や驚き、感想、疑問や質問をリアクションぺーパーとしてまとめ、杉田に送付する。 (3)杉田は土曜日までに確認テストの正解と疑問質問に対する応答をまとめて返送する。 (1)から(3)の流れで1回の授業が完結する。これを毎回繰り返し、ソクラテスメソッドの双方向授業を構築していく。 |
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事前?事後学修の内容 /Before After Study |
あらかじめ教科書の該当箇所を読んで、講義に臨むと関心も理解も深まる。 講義で紹介する文献や古典にも目を向けてもらえたらうれしい。 |
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テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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参考文献等3 /References3 |
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評価方法 /Evaluation |
リアクションぺーパー(50%)と最終レポート(50%)による。 | ||||||||||
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関連科目 /Related Subjects |
後期開講科目「政治学概説II」を続けて履修することが望ましい。 | ||||||||||
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備考 /Notes |
テキスト:川崎修?杉田敦(編)『現代政治理論』新版,有斐閣、2012,ISBN978-4-641-12454-7,(2,000円) 参考文献:適宜講義の中で紹介する。 |
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到達目標 /Learning Goal |
政治学の知識を習得し、近代日本の政治システム、国際政治、政治過程などにおける問題点について分析のうえ、自らの見解を提示できるようにする。 |
| 回 /Time |
授業計画(主題の設定) /Class schedule |
授業の内容 /Contents of class |
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
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| 1 | 政治とは何か | 政治とは人間の複数存在性にもとづく ものの見方としての政治 世事が現れるとき、政治が隠れるとき |
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| 2 | 権力とは何か | 権力の諸形態 意図と構造 |
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| 3 | 国家?主権?国民の概念 | 近代の政治概念 国家 主権 国民 |
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| 4 | 自由と自由主義 | 歴史的構築物としてのリベラリズム 自然権の原理 支援的自由の秩序 |
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| 5 | 古典的自由主義から功利主義的自由主義へ | 功利の原理 自由放任と社会改革 |
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| 6 | 人格主義的自由主義 | ミルとグリーン 自由と多様性 市民の陶冶 積極的自由と国家の道徳的機能 |
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| 7 | 社会有機体論 | 個人主義から集産主義へ 平等な自由の原理 適者生存 個人主義の問題 公共の福祉 調和の原理 再配分 |
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| 8 | 福祉国家とその批判 | 自由放任主義の終焉と福祉国家の構想 集産主義批判と福祉国家批判 社会正義の幻想 |
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| 9 | 二つの自由の概念 | 自由の本質と二つの自由 積極的自由の意味転換 リベラリズムと全体主義 自由の概念と政治の構想 |
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| 10 | 自立性の条件 | 自律としての自由 行使概念と機会概念 個人と共同体 道徳性と合理性 参加と同質化 自由の具体的条件 福祉リベラリズム |
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| 11 | 主体と自由と権力 | 権力と自由 主体化する権力 自由の戦略としての「実存の美学」 |
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| 12 | ロールズの正義論とアメリカの自由主義 | ロールズ「正義論」の歴史的意義 ロールズ「正義論」の構成原理 |
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| 13 | ※授業を実施しません |
※授業を実施しません |
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| 14 | ※授業を実施しません |
※授業を実施しません |